当院での血液浄化療法

日本透析医学会が定めた透析液水質管理基準をクリアするため、日々努力しております。
現在、当クリニックの水質検査では、透析装置入口部やオンライン補充液で、エンドトキシンと細菌数は水質管理基準をクリアし良好な結果が得られています。
当院では以下の血液浄化療法を施行致しております。

HD
HDF
アセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)

1.HD(血液透析)

HD(血液透析)

血液と透析液が透析膜を介して間接的に接触させ、拡散・限外濾過の原理を用い、体内の物質除去・電解質の是正・過剰水分の除去などを行う。

2.HDF(血液透析濾過)

オフラインHDF

オフラインHDF

市販の補充液(サブラッドBS)を置換液として使用した血液透析濾過法です。
補充液を10L/回 後希釈により補充しております。
現在、4台の個人機用透析装置で使用しております。

HDF(血液透析濾過)を行うことにより、以下の効果が得られます。

  • 透析による疲労感の減少
  • 透析アミロイド症の予防
    (β2MG値低下、骨・関節痛、不眠、イライラ感の減少)
  • 皮膚掻痒感の減少
  • 腎性貧血の改善
  • 皮膚色素沈着の減少

3.アセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)

アセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)

アルカリ化剤(緩衝剤)を全く含まない透析液を使用し、炭酸水素ナトリウム補充液を後希釈することにより、代謝性アシドーシスへの適切な是正が行えます。

透析中の著しい血圧低下、呼吸困難、末梢循環障害、めまい、吐気など通常、酢酸を使用した透析で起こりうる症状(酢酸不耐症)の改善が認められます。

現在、4台の個人機用透析装置で使用しています。


ページトップへ